2010年10月03日

犬と急性膵炎 入院1日目

秋風引

ぼたんが逝って3週間。

まだ私自身の中では受け入れがたい気持ちでいっぱいです。
もっと早く気づいてやれなかったのか、何とか救命できなかったのか。
もっと毎日心を砕いていれば、不調を気づいたのではないのだろうか?
思わない日はありません。

<遊ぶのが大好きなぼたん、どんな暑い日でも走り回ってました>
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ぼたんの病名は急性膵炎です。膵炎の痛みは麻酔を使ってコントロールするほどひどいものだそうですが、ぼたんは私が見ている限り痛そうなそぶりは微塵も見せませんでした。

ぼたんは、火曜日は普通に走りまわって遊んでいたし、オヤツもご飯もいつも通りあっという間に平らげたのです。この時点で何か症状が出ていれば良かったのですが、今思い出しても何も普段と違う動作は思い出せません。

ぼたんの不調に気づいたのは水曜日の朝で、吐瀉物がケージにありました。
極めて胃腸が丈夫な犬なので珍しいなと思いました。でも朝の散歩はいつものように元気にボール投げを催促し、運動は普段通りの姿でしたが最後に戻ってくるとき、スピードが落ちたので、疲れてるのかもと思いました。

念のためその朝の給餌はストップし、ぶどう糖のカケラを2つだけオヤツかわりに置いておきました。上腹部を触ると張っているように思えたので、早めに帰宅して病院に連れていこうと思いながら出かけました。

上腹部のハリが気になったので早目に帰宅したのですが、玄関扉を開けるとワンワン騒ぎ、ブンブンと勢いよく尻尾をふったぼたんが居ました。
もう元気になったのかなあ?でもやはりケージには吐いた痕があり、お腹を触ると腹部の硬ばりは朝より広がっている様子でした。

イレウスだったりすると怖いから、診てもらおう。ぼたんはいつものようにお気に入りの毛布を持ってダイちゃんと勢いよく引っ張りっこしていましたが、すぐ病院へ。

車に乗せるとき、いつもならスマートにシュッと小さいケージに飛び込むのですが、動作が若干もたっとしたので、見た目より悪いかもしれないな。。。という気がしました。


病院へ行く途中にも嘔吐し、扉を開くとケージの中はプールのよう。
今まで見たこともないほど激しいものです。

受付で申し出ると、すぐ診察室へ。血液検査と単純レントゲン撮影の結果を見た瞬間、目の前が真っ暗になりました。

素人目にもはっきりわかるほど、とてつもなく状態が悪いのです。
レントゲンは真っ白で何をどうとったものかもさっぱりわからないほど。
腹部から下肺野まで臓器なんて蔭も形も写りません。

血液検査はどこもかしこも異常値だらけで、説明されるまでもなくアミラーゼの上昇、肝炎、腎不全を併発しており、それに伴い電解質異常、脱水、貧血、末梢血の異常、白血球の異常な増加、ひどい炎症反応が認められ、最早正常値に収まっている値は数えるほどでした。

ぼたんはそれでも尻尾を振って笑ってましたが、立っているのが不思議なほど。他の犬のデータと取り間違ったのでは?と思ったぐらいです。
私と先生の深刻な顔つきに影響されたのか、ペトッと身をすり寄せて座りました。

血液検査の結果から導きだされた病名は急性膵炎。
膵炎の予後は、炎症変化の広がりから、生命維持に必要な臓器を維持できるかどうかが問題です。
検査結果では、既にぼたんは腎臓、肝臓、肺にダメージを受けています。
これだけ広範囲に渡って冒されているとなると。。。
嫌な予感が頭を過ぎりましたが、若いぼたんはまだ体力があるはず。

現にぼたんには体重減少はなく、血中アルブミンは正常値を維持しています。
DICの傾向はあるものの明確な症状は出ていません。腎臓の働きは落ちているはずですが来る途中も尿は出していたし、便もしたから消化管は動いています。肝機能障害による黄疸も出ていません。

今から散歩ゆくんだよね、早く帰ろうよ?という顔でこちらを見ていましたが、この結果で連れ帰ることは不可能です。
急性膵炎の治療は刻々と変化する病態に併せて積極的な治療を行うことこそが唯一救命の手段です。ためらっている余地は1分だってありません。
今晩連れ帰って休ませてやるより、輸液管理を今すぐスタートするべきです。

出来るだけ早く見舞いに来ることを約束し、先生からは朝でも昼でも時間がとれるときは病院へ電話して、何時でも容態を聞いてくださいと言われました。
容態の急変、エコー検査の結果によりERCP(内視鏡下の摘出)もあり得るので連絡がとれるようにして欲しい。万が一の際は、救命措置のため連絡が後回しになることも有り得ることを確認し帰りました。

病院を出るとき、ぼたんが抗議のためワンワン吼える声が聞こえました。
これで良かったのだろうか?明日また生きてるぼたんに会えるのだろうか?
夜中にだって急変する可能性だってあるのです。データは何時どんなことが起きてもおかしくない状態を示していました。連れ帰っては救えるものも救えないのです。
治療が奏功することを、もうただ祈るだけでした。

ニックネーム てんてん at 00:37| Comment(3) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まだ途中みたいやけど…

すごい。
やっぱしセレママはスゴイで。
一半愛犬家の域を超えてる。

セレママと知り合ったことを誇りに思う。

ぼたんもセレ家の一員であったことを、誇りに思ってるのちゃうかな。
きっと思うてるで。
Posted by at 2010年10月03日 18:44
> 一半
一般

日本語変換ソフトって、なんでこんなアホなんやろ、

っと、
自分のアホさ加減を棚に上げたいお年頃。

しぃましぇん。
Posted by 父 at 2010年10月03日 20:07
父>

なにがすごいのかよくわからないけど、褒めてもらってありがとう。

ぼたんはうちに残して良かったんだろうか?
自問したり自省したり、他の家だったらどうだったんだろうと思ったりもする。

こんなしょうもない飼い主やけど、ぼたんはそれでも好いてくれたんやから、ありがたいことだと思う。
Posted by せれまま at 2010年10月03日 22:52